あっという間に時は過ぎ、オランダ滞在も1週間を切りました。
これまでの滞在では、動物科学研究科のレクチャーやセミナーを聞く他、Michiel Kleerebezem先生やSylvia Brugman先生とミーティングする機会を設けていただきました。残りの1週間は、メタシーケンスデータの解析方法やプロバイオティクスのスクリーニング方法を学ぶ予定です。
さて、EU圏内のスーパーに入ると目にするマークがあります。
![](https://static.wixstatic.com/media/33cc8b_94e85a0977ac4795b312bcf8fb4f0000~mv2.jpg/v1/fill/w_150,h_99,al_c,q_80,blur_3,enc_auto/33cc8b_94e85a0977ac4795b312bcf8fb4f0000~mv2.jpg)
こちらは、オーガニック製品と認められた製品に付けられるマークです。ヨーロッパではオーガニック志向が年々高まっているそうで、このマークも各国で定められた条件を満たした商品にしか表示できません。マークが正しく利用されているか、年に1度EU全体での審査もあるそうです。
また、オランダの卵売り場では以下のマークも必ず目にします。
![](https://static.wixstatic.com/media/33cc8b_ca9fa746a2dc4278b396c4b168d9a844~mv2.jpg/v1/fill/w_189,h_97,al_c,q_80,blur_3,enc_auto/33cc8b_ca9fa746a2dc4278b396c4b168d9a844~mv2.jpg)
こちらは、アニマルウェルフェアに基づき、卵を産んだ鶏がどれだけ良い環境で育てられたかを示すラベルです。
このマークは卵だけでなく肉類にも用いられており、星の数が多いほど幸福度の高い畜産物であることを示します。
ごく一般的なスーパーの店頭に並ぶほとんどの畜産製品にこの星1以上のマークが付いていることから、オランダにおけるオーガニックまたはアニマルウェルフェアへの関心度は日本より遥かに高いことが伺えます。
日本でオーガニック製品を購入する人はごく僅かであり、アニマルウェルフェアについては認知もされていない印象があります。ヨーロッパにおける農産物や畜産物に対する考えの変化は、いつか日本にも届くのでしょうか。
【参考サイト】
The organic control system: https://ec.europa.eu/info/food-farming-fisheries/farming/organic-farming/controls_en